今日のサステナブルTips

ジャンボジェット機500機分ものプラスチック

たくさんの海洋プラスチックが世界中で浮いています。
特に集中しているのは海流によって集まりやすい場所である、5つの場所があります。
その中でも一番大きいのが、太平洋にあるゴミが集まる場所「太平洋ゴミベルト」です。
太平洋には、日本の国土の４倍の面積に、ジャンボジェット機500機分ものプラスチックが浮遊しています。

数年前まではプラスチックゴミは、全て海岸に集まると思われていました。
しかし、オランダ出身のボイヤン・スラットさんの研究で海にたくさんのプラスチックが浮いていることが分かったのです。
彼は16歳から活動を始め、現在は26歳で太平洋のプラスチックゴミを回収している他、フィリピンやタイなどで川から海へプラスチックが流れ出さないよう、特別な船を作って、回収する活動も行っています。

何%が「日本のゴミ」？

ボイヤンさんの研究からわかった、驚きの情報があります。
太平洋ゴミベルトに浮いているプラスチックゴミのうち何%が「日本のゴミ」でしょう？

オランダのOcean CleanUpのデータによると「太平洋ゴミベルト」に浮いているプラスチックゴミのうち、文字が読めるものの30%が日本語だったそうです。

世界では、毎年800万トンものプラスチックが海に流出しています。
みんなで力を合わせて、プラスチックを減らしたいですね。
世界で作られたプラスチック製品の95%はたった、一回使われただけで、捨てられてしまっていることが分かっています。
5%だけはリサイクルされていますが、回収されたペットボトルなど、プラスチックの多くが燃やされて、電力として使われています。
捨てられるプラスチックを減らすためにできることは、プラスチックをなるべく使わないことです。

出典 ： My Modern MET 9 May 2018. ““Boy Genius” Is Now a Young Man With a Plan to Remove All Plastic From Oceans by 2050. ”