今日のサステナブルTips
出典:ArchDaily The Circular Pavilion / Encore Heureux Architects
https://www.archdaily.com/778972/the-circular-pavilion-encore-heureux-architects
答え
廃棄ドア
循環サイクル
COP21で発表された
「The Circular Pavilion」
「サーキュラーパビリオン」は、誰かにとっていらなくなった廃棄物が、別のところでは価値ある資源になるという、資源の循環を表現しています。
パリで開催されたCOP21(2015年国連気候変動会議)で、天然資源の枯渇に伴う、建築材料の再利用を目指して建てられました。
建物の約60%が再利用されている素材で、建設現場の廃棄物、未使用の在庫など、使用された素材にはそれぞれのストーリーがあります。
外壁には住宅改修工事から出た、180枚の木製ドアを使用。
骨組みには、老人ホームの建設現場の廃材を利用し、壁は展示会で利用し終わった板です。
インテリアも循環型で、50脚の椅子は粗大ゴミから回収し、塗装して利用。
吊り下げ式の照明は、公共の照明倉庫から調達したそうです。
「使い捨て」をやめる
「サーキュラーパビリオン」制作のプロセスで、素材を入手するために、建物の解体・撤去を担当する人たち、素材を引き取り、利用する人たちとの新しい関係が必要であることが明らかになりました。
既存の資源や素材に焦点を当てることで、1回限りの使い捨て型の消費を減らすことができます。
「サーキュラーパビリオン」は、ホテル・ドゥ・ヴィル前で利用された後解体され、スポーツ協会のクラブハウスとしてパリ14区に移設されています。
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