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今日のサステナブルTips

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画像提供:シリコンキングダムホールディングス

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空気中から炭素を吸い上げる、カーボンエンジニアリング

出典:https://spectrum.ieee.org/carbon-engineerings-tech-will-suck-carbon-from-the-sky

カーボン・ニュートラルでは不十分。

国連の気候変動に関する政府間パネルが2018年に発表した報告書によると、地球温暖化を1.5℃に抑えるためには、温室効果ガスの排出量と同じ量を削減する「カーボン・ニュートラル」では不十分で「ネガティブ・エミッション技術」を実現しなければならないことがわかっています。

しかし2019年に、化石燃料による世界のCO2排出量は、330億トンにも達しています。
現在普及しつつある「再生可能エネルギーの導入」や「交通機関の電化」などでは十分ではないと叫ばれる中、登場したのが「直接空気回収による炭素除去」です。

二酸化炭素をペレットにし、900℃でガスに。

カナダのカーボン・エンジニアリング社は「直接空気回収」施設の設計・建設を行っており、パイロットプラントでは、CO2と水素を組み合わせて合成原油を生産。
1日あたり1トンの二酸化炭素を回収しています。

二酸化炭素を回収して、空気を清浄する。

テキサス州西部のパーミアン盆地では、何千もの井戸から、何百万バレルもの石油と何十億立方フィートもの天然ガスが汲み上げられています。
これらの石油やガスは、燃やすと膨大な量の温室効果ガスを大気中に放出します。

2024年には操業開始予定の新しい施設では、その逆を目指しています。
乾燥した平地に巨大な扇風機を並べ、空気中の二酸化炭素を吸い上げて地下深くに送り込むのです。
完成すれば、年間100万トンの二酸化炭素を回収することができ、約4,000万本の木に匹敵する空気清浄効果が得られます。

チューリッヒに本社を置くClimeworks社の「カーボンコレクター」は、積み重ねて任意のサイズの施設を作ることができます。
空気はフィルター素材の上を流れ、CO2が飽和状態になると、フィルターは80〜100℃に加熱され、高濃度のCO2ガスが放出される仕組みです。
回収したCO2を利用して、持続可能なジェット燃料を作ることを計画しています。

PHOTO: JULIA DUNLOP/CLIMEWORKS

シリコン・キングダム・ホールディングスは、空気を吸い込む方式を採用しています。
1本の機械木には、炭素吸着材を塗布した150枚の円盤が積み上げられており、風が吹くと円盤の表面に炭素が吸着されます。12本の木で1日1トンの二酸化炭素を吸収できます。

画像提供:シリコンキングダムホールディングス

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「日本の国土の4倍」
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地球温暖化を
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