開催期間は2週間
COP26は10月31日〜11月13日まで、イギリス・グラスゴーで開催されました。世界約130カ国の首脳や政府代表が参加し、期間中の参加者数は過去最多の4万人以上でした。
11月1日・2日には「国際リーダーサミット」が開催され、世界中の首相や大統領が参加しました。
佐座マナも、コロンビア大統領、ガーナ首相、タイ首相、ノルウェー首相、オスロー市長、シエラレオネ・フリータン市長、国連のユースアドバイザリーや国際的に活躍している若者アクティビストたちとも交流しました。
11月5日には、Mock COPの協力で実現した「教育サミット」が、イギリス政府・イタリア政府・UNESCO共同主催で開催され、23カ国が気候変動教育の義務化にサインしました。
COP26は会期を1日延長して、11月13日に閉幕し、世界の平均気温の上昇を1.5度未満に抑えるために、温室効果ガス削減の強化を各国に求める「グラスゴー気候合意」が採択されました。
COPの会場は2種類
COP会場は、国際会議場や各国がブースを出す「ブルー・ゾーン」と、企業や団体が展示やイベントを行う「グリーン・ゾーン」に分かれています。
COP会場周辺では、毎日のように抗議のマーチが行われ、数千人規模の参加者が道路を埋め尽くす光景が見られました。
気候変動に関するマーチの他に、先住民族によるマーチや、若者によるマーチなど、さまざまな市民の声が表現されていました。
日本のこれからの取り組みに注目!
11月2日、日本が2019年に続き2回目となる「化石賞」を受賞してしまいました。
「化石賞」は、気候変動に取り組む世界130か国の1500を超えるNGOのネットーワークが、温暖化対策に消極的だった国に与える不名誉な賞です。
日本の受賞理由は、首脳級会合に登壇した岸田首相が、水素やアンモニアを利用した「火力発電のゼロ・エミッション化」の名の下に、石炭をはじめとした火力発電の維持を表明したことでした。
日本への国際的な期待が高いことを再認識し、国際社会に貢献できる日本のポテンシャルの高さを発揮していけるよう、佐座マナも働きかけを行なっていきます。
COP26サイネージの前でコロンビアの気候変動アクティビスト、12歳のフランシスコ・ヴェラとの一枚。穏やかな人柄のフランシスコはお母さんと一緒にCOP26に参加し、英語は話せないため、Google翻訳や周りの親切な友人達が私たちのために通訳をしてくれた。南米は世界でも環境保護活動者が殺害を受ける確率が高く、コロンビアの生物多様性をソーシャルメディアを使用し、指示していることから若くしてフランシスコも今年殺害の脅迫を受けた。そんな出来事があったにもかかわらず、環境の保護活動を訴え続けるその勇気は「大きなヒーロー」だと言葉を揃えてファンが言う。私も若者ながら、彼の強い精神に感動しました!
若者達が会場内でも集まり「This is what democracy looks like. We are unstoppable. Another world is possible 」「これこそが民主主義だ。私たちの活動は止められない。そして新しい世界(脱石油)は可能だ」などをチャントし、「Stop burning our future」「私たちの未来を燃やすことをやめろ」「enough is enough」「もういい加減にして」などのプラカードを持つ若者達。会議に参加している大人に足を止める活動をしていた。COP26には誰でもは参加できないため、会場の外や世界中からCOP26の各国代表達に向けて発信をしている若者達を代表して会場内で石油使用の廃止を求める活動も見られる。
だが、そこに参加している大人はあまり見当たらない。