今日のサステナブルTips

パイナップルの葉からヴィーガンレザー

本革にしか見えない、革靴やバッグ。
じつはすべて植物の繊維から作られています。
世界的なパイナップルの生産国フィリピンで、収穫後のパイナップルの葉を原料として、本革と見間違うクオリティの革をつくっているのがPinatex（ピナテックス）です。

Pinatexの創業者カルメンは、革製品のプロフェッショナで、1990年代からフィリピンから革を輸出するコンサルタントをしていました。
しかし、大量に革を生産したり、化学的に染色することで、環境に負荷をかけることに気づき、これを続けることはできないと決意。
豊富にある植物を原料とし、織らずに生地を作ることで、低炭素で環境に負荷のかからない革を作ることに成功しました。

低炭素で環境に負荷がかからない革

パイナップルの繊維からPinatexを作れば、農場で収穫後にいらなくなった葉を焼くときに出る二酸化炭素825トンのうち、264トン減らすことができます。
これは3300万以上のスマートフォンを充電するの相当する量です。